深夜の二時頃だったろうか、近所の野良猫が鳴き出した。
数匹はいる様子で「あー、あーお、まー、まー、マーオ」と鳴いている。
彼ら彼女らの発情期がいつなのかは知らないけれど、もう少し時間を考えて欲しいものだ。
完全に目が覚めてしまった。
結局朝まで泣き続けた彼ら彼女らは、しっかりと愛を育むことはできたのだろうか。
そうだとしたら喜ばしいことなのだが、私の睡眠と引き換えにということを忘れないで欲しい。
先日、小川洋子さんの『猫を抱いて象と泳ぐ』を読み終えてから、まだ頭の中に余韻が残っている。
あれほど美しい物語に出会えたことに感謝している。
登場するチェスについてはルールすらわからないし、プレーを見たこともない。専門用語が出た時は調べながら読んだ。
それでも冒頭の物語から心掴まれて、そのまま最後まで連れて行ってもらえた。
しまいには涙まで流してしまっていた。
本当に、出会いに感謝している。
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どこかの猫さんのお陰で完全に寝不足のまま、しばらく読書をして過ごした。
残暑だなんだと騒いだところで、結局は秋がきて、早朝は寒い。
自然に寝間着は長袖になったし、温かいコーヒーが似合う季節がやってきている気配がする朝だった。
本を読んでいる内に、猫たちの鳴き声はなくなっていた。
ああ、眠たい。
この記事は、中の人の、ただの日記。
今日はここまで。
それでは、佐世保の隅っこからウバでした。
皆様の今日が幸せな一日でありますように。



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