【日々】どうにも娘に刺さらない。

中の人の日記

最近は、性別にかかわらず頭髪の色で個性を表現することが流行っているようだと感じる。

赤に、青に、緑に、金。とくにピンクをよく見る気がするが、本当に鮮やかな頭が多くなった。

黒髪が大好きな私からしたら、「もっと黒を愛せよっ!」なんて思うのだが、他人の頭髪に口出しをする趣味はない。

自分の好きな色で、自分の好きな髪形で自分を表現できるのなら、それは素敵なことだ。

このごろ、とある芸人さんがなんらかの発言で炎上した。

それはどうでもいいのだけれど、問題はYouTubeにアップしたという謝罪動画だ。

実際に見てはいないが、どうやら謝りながら丸刈りにしたらしい。

いやいや、ちょっと待ってくれ。

丸刈りは謝罪用の髪型ではない。いつまでそのイメージを引っ張ってくれるのか。

こちとら懺悔抜きで丸刈りしているというのに……困るなあ。

数か月前、なんとなく髪の毛が邪魔に感じて、気の赴くままに丸刈りにした。

丸刈りは、いい。

風呂上がりのドライヤーからは解放されるし、髪の毛をセットする時間もいらない。

バリカンを購入したおかげで床屋さんに行く必要もない。

一つ問題があるとすれば、一度丸刈りにしてしまうと、ほんの少し伸びただけで気になってしまうのだ。

お陰で一週間に一度はバリカンを駆動させていた。

つねに一ミリ。それ以上の長さはロン毛と同じと言わんばかりに刈り上げていた。

職場では「ウバさん、なんかしたんすか?」と聞かれた。

それには「妻に浮気がバレた」と伝えた。

いまだに丸刈りは謝罪の髪型なのだと実感する。何時代のイメージだよ。

そもそもよ。

本当に浮気がバレたとして、丸刈りにした程度で許してもらえると思うなって。

まあ、私は浮気が悪いことという認識で生きていない。

とにかく私は丸刈りが好きだ。

他人が頭髪の色で個性を出すのなら、私は頭の形で個性を出そうではないか。

自慢ではないが、頭の形は良い方だと思っている。丸刈りが映えるきれいな丸だ。

私の個性は丸刈りだっ!

妻は短髪の男性が好きだと言うくせに、丸刈りは違うという。

丸刈りこそ短髪の頂点だろうに、とは思う。

先日、四歳の娘から帽子をかぶるように言われた。帽子なしでは幼稚園に来るなと。

「つるっぱげはイヤなの」と一言。

私は頭髪を伸ばすことにした。

個性的に生きるということは、とても素晴らしいことだ。

個性的に生きようとしなくても、人は生きているだけで誰もがちゃんと個性的だよ。

とは、思うんだけれどね。

自分をしっかりと持って生きていく。

そんな人生は、きっと素晴らしいことだろう。

しかし私の個性は伸ばすことになった。

私は信念よりも“娘のご機嫌”を優先する生き物なのである。

余談ではあるが、その人の本棚こそ個性が出ると思うんだよなあ。

私の本棚は作者もジャンルも文庫も新書もバラバラである。

丸刈りとは程遠い、散切り頭のような本棚。

私はきっと、そんな奴なんでしょうね。

ちと、余談過ぎですね。

今日はここまで。

それでは、佐世保の隅っこからウバでした。

皆様の今日が幸せな一日でありますように。

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