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お梅は今度こそ現代人を呪いたい!
藤崎翔さんの『お梅は魔法少女ごと呪いたい』は、現代に復活した呪いの人形・お梅が活躍するコメディ小説。
お梅シリーズ第3弾である本作は、前作からファンの方はもちろん、本作からでも楽しめる一冊です!
※前作を未読という方は、こちらの紹介記事をご活用ください。
→藤崎翔『お梅は呪いたい』感想レビュー│読書デビューにおすすめの一冊
→藤崎翔『お梅は次こそ呪いたい』感想レビュー│笑いと呪い?のお梅シリーズ第2弾
本作のおすすめポイントを、実際に読んだ感想と共に紹介していきます。
この記事で、皆様の読書ライフを豊かにしたい!
それじゃあ、さっそくいってみよー!
| 読みやすさ | |
| 笑える度 | |
| 構成の巧みさ | |
| 読書初心者おすすめ度 |
基本情報
| タイトル | お梅は魔法少女ごと呪いたい |
| 著者 | 藤崎翔 |
| 出版社 | 祥伝社 |
| 発行年 | 2025年 |
| ジャンル | コメディ |
元お笑い芸人という、異色の経歴を持つ作家さん。
デビュー作『神様の裏の顔』で、第三十四回 横溝正史ミステリ大賞<大賞>にかがやく。
他作品に、『私情対談』や『逆転美人』、『お梅シリーズ』がある。
『お梅は魔法少女ごと呪いたい』のあらすじ
かつて、戦国大名を滅亡させた呪いの人形・お梅。
約500年ぶりに現代に復活したお梅は、早く現代人を呪い殺したい。
しかし、お梅が頑張るほどに、現代人たちは幸せになっていく。
そんな折に出会ったのは、ハッピー魔法少女イライザという人形だった。
お梅とは正反対の、人の幸せを願ういけ好かない存在だが、イライザは特殊能力満載。
その能力を上手いこと利用して、お梅は今度こそ現代人を呪い殺せるのか──。
『お梅は魔法少女ごと呪いたい』のおすすめポイント3選(感想込み・ネタバレなし)
第3弾までやってきたお梅シリーズ。
前作ではパワーアップして帰ってきたお梅。今作では強力な特殊能力を持った新キャラクター・イライザが参戦!
今度こそ無事、現代人を呪い殺せるのか。
内容の面白さはもちろん、読書の面白さにも気づける一冊になっています!
そんな本作を、3つのポイントにわけて紹介していきます!
最新作でも結局魅了される!お梅の「健気な可愛さ」

本作を語るうえで避けては通れない、お梅シリーズ最大の魅力。
私が皆様に、本作を読んでほしいと思う理由。
それこそ、シリーズ通しての主人公であるお梅の可愛さです!
この作品は、お梅を愛でるためにあると言っても過言ではありません。
前作である『お梅は次こそ呪いたい』では、新しい能力を手に入れてパワーアップしたお梅。
しかし本作では、そういったパワーアップはありません。
その代わり、後述する新キャラクターの能力を利用して、現代人を呪い殺そうと頑張ります。
あの手この手で現代人を呪い殺そうとするお梅は、本当に健気で可愛いんです!
口が悪いのが玉に瑕なんですが、お梅は呪いの人形ですから仕方ありません。
今まで何度も失敗(現代人を幸せにする)をしてきたお梅ですが、呪いの人形としての矜持を忘れません。
失敗をいちいち悔しがって、しっかり次に活かそうとする。
決してあきらめず、失敗を引きずらずに次のターゲットに挑む姿は、呪いの人形然としていて好感が持てます。
本作ではパワーアップはしていないと書きましたが、見えない形でしっかりお梅は成長しています。
呪いの人形としての矜持を忘れず、現代人を呪おうと必死なお梅が、『お梅は魔法少女ごと呪いたい』のおすすめポイントの一つです!

お梅愛がひしひしと伝わってくるボン!

お梅は本当に可愛いですからね。
まあ、呪いの人形なんですけれどね……。
新キャラクター ハッピー魔法少女・イライザ

『お梅は魔法少女ごと呪いたい』には新キャラクターが登場します。
その名も、ハッピー魔法少女・イライザです。
彼女の存在が、本作のおすすめポイントの一つであり、前作までとの最大の違いでもあります。
そんなイライザのおもしろいポイントは、その設定にあります!
昭和45年製のイライザは、当時放送されたアニメのキャラクター。
(※そのアニメは人気がなくて3ヶ月で打ち切りになった)
そのため、約500年前製のお梅に比べてだいぶ若いんです。
材質もプラスチックで、紙や木で作られたお梅より丈夫。
身体の大きさ、材質の丈夫さ、シンプルな腕力。
そのすべてがお梅の上位互換となっています。
さらには、とんでもない特殊能力を持っているのもポイント!
その名も、マジカルワープ!
読んで字のごとく、ワープ能力を搭載しています。
このマジカルワープを駆使して活躍する、お梅とイライザは必見です!
このイライザは、幸運の人形なんです。呪いの人形であるお梅とは相反する存在なんです。
そんな相反する2人を混ぜ合わせることによって起きる化学反応。
それこそが、本作のおすすめポイントの一つです!

呪いの人形VS幸運の人形ではなく、呪いの人形MIX幸運の人形ボンね!

まさにその通りです!
2人の化学反応を楽しんでください!
読者を楽しませる、巧みな構成

『お梅は魔法少女ごと呪いたい』には、読者をアッと驚かせる仕掛けが多数仕掛けられています。
その仕掛けが読んでいて面白く、読書を好きになるきっかけになります。
私が驚いたのは、一章の「孝行息子を呪いたい」の仕掛け。
読み進めていて、「えっ?どういうこと?」となりました。
その仕掛けが実に巧妙で、ストーリーの面白さというより、読書そのものが面白いと感じました!
伏線回収も抜かりなく、とにかく読者を楽しませてくれる仕掛けが満載です。
私が伏線回収や構成の巧みさをおすすめポイントとして挙げる理由は、それが読書の面白さに気づけるきっかけになるからです。
前作である『お梅は次こそ呪いたい』の紹介記事でも触れましたが、お梅シリーズは、読書の面白さも教えてくれます。
※前作の記事はコチラ→藤崎翔『お梅は次こそ呪いたい』感想レビュー│笑いと呪い?のお梅シリーズ第2弾
コメディ要素強めで笑えるストーリーと、読書の面白さに気づかされる巧みな構成が、『お梅は魔法少女ごと呪いたい』のおすすめポイントの一つです!

お梅シリーズを読んで、どんどん読書好きが増えると嬉しいボン!

そうですね。
お梅シリーズは、読書を好きになるきっかけにおすすめの小説です!
前作(第1弾・第2弾)との違いと比較
お梅シリーズ第3弾となる今作。
ここからは少し、前作たちと本作との違いと比較を書いていきます。
イライザの存在
前作たちと本作との最大の違いは、なんといってもイライザの存在です。
彼女の存在が、お梅シリーズに変革をもたらしています。
前作で少しだけ他人と会話するシーンが描かれましたが、基本お梅は孤独です。
ひとりで呪って、ひとりで失敗して、ひとりで猫やカラスから逃げています。
それが本作では、イライザという、相反しながらも会話をする相手ができます。
一お梅ファンとして、これは大変喜ばしいことでした。
まあ……タイトルにある通り、そのイライザごと呪おうとしていますけれどね。
前作に比べ、コメディより構成力
本作は、前の2作品に比べてコメディ要素は控えめで、構成の巧みさに舵を取った内容になっています。
もちろんコメディ部分も面白く、笑いながら読みました。
しかし、それよりも伏線回収や巧みな構成で、読書体験としての面白さが勝りました。
おすすめポイントで前述したとおり、とにかく仕掛けが面白いんです。
その構成力は『お梅は呪いたい』から発揮されているのですが、仕掛けの面白さは本作に軍配。
とにかく驚かされます!
※『お梅は呪いたい』の紹介記事はこちら→藤崎翔『お梅は呪いたい』感想レビュー│読書デビューにおすすめの一冊
読むなら第1弾から読むことをおすすめ
ストーリーの面白さ、読書を好きにさせる巧みな構成。
そのどれをとっても、本作は読書初心者におすすめの一冊です。
そのため、本作から読み始めても問題なく楽しめます!
しかし。
そこはやはりシリーズもの。お梅シリーズを全力で楽しむためには、どうしても前作から読んだ方が面白いです。
前作から読んで、今までのお梅の努力や失敗を堪能して、本作でのお梅を愛でましょう!

シリーズを読み進めれば、間違いなくお梅ファンになれるボン!

それは間違いありません!
断言します。これは、お梅を愛でるための本です!
さいごに
まずは、ここまで読んでいただきありがとうございます。
少しでも『お梅は魔法少女ごと呪いたい』を読みたいと思っていただけたら幸いです。
気づけば第3弾までやってきたお梅シリーズ。
本作では新キャラクターのイライザが登場。ますます濃厚になっていくストーリーから目が離せません!
コメディ要素で読者を笑わせて、巧みな構成で読者を唸らせる。
読めば読書の面白さに気づかされる一冊
藤崎翔さん『お梅は魔法少女ごと呪いたい』
一度、手に取られてはいかがでしょうか。

最後の最後に、もう一つブログの記事をご紹介。
当ブログでは、読書の面白さを広めるために、最初の一冊の選び方なども紹介しています。
誰でもマネできるような簡単な方法を紹介していますので、よろしかったらご活用ください。
今日はここまで。
それでは、佐世保の隅っこからウバでした。
皆様の今日が幸せな一日でありますように。



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